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ダンボール製ダイヤル式金庫の概要

厚紙とダンボールでダイヤル式の金庫を作成しました。実際の金庫と同じで、あらかじめ決められた手順でダイヤルを回すことで開けられる仕組みになっています。

ダンボール製ダイヤル式金庫-1

ダンボール製ダイヤル式金庫-2

ダンボール製ダイヤル式金庫-3

 

ダンボールで作るダイヤル式金庫の仕組み

金庫の扉の内部には以下のような溝付きの円盤が3枚組み込まれており、3枚の円盤の溝の位置がそろった時にだけ扉を開けるレバーが回転する仕組みになっています。

ダンボール製ダイヤル式金庫-仕組み

作ってみて特に難しかった点はこの円盤の軸を作成するところです。

円盤に軸を通すときに少しきつめになるぐらいに軸の太さを調整する必要があります。各円盤は爪の部分が当たっているとき以外は、隣の円盤の動きに影響されずに溝の位置を維持する必要があるので、軸と円盤の間の摩擦はある程度ある状態にしておかなくてはいけませんが、反対に摩擦が強すぎると爪が破損してしまうので、軸の直系は太過ぎず細過ぎず、適度な太さに調整することが重要になります。

暗証番号は設計図通りに作った場合は、だいたい右に96×3回、左に82×2回、右に24×1回、になると思います。作り方によってこの数値は多少前後することになりますので、実際に作ってみてから最適な場所を探っていく方がより確実かと思います。(以降で紹介する作り方動画の中でも、最初に確認した番号と、機構調整後の番号が少し変わってしまっています。)もちろん、円盤の爪の位置を変更することで暗証番号を上記以外のものに設定することも可能です。

構造として工夫した点は、ダイヤル錠の仕組みを小型化して扉の内部に組み込んだ点と、錠の機構部分を分解修理できるようにした点です。機構部分は製作段階でも調整のために何度か分解する必要が出てくると思いますので、この部分を竹串2本で組立‐分解できるようにした事は良かったと思っています。

ダンボール製ダイヤル式金庫-4

ダンボール製ダイヤル式金庫-5

ダンボール製ダイヤル式金庫-6

 

厚紙とダンボールで作るダイヤル式金庫の作り方

ダンボール製ダイヤル式金庫を作成するのに必要な材料はダンボール、厚紙、竹串、接着剤です。

使用しているダンボールは約4mmの厚みがあるものです。(コーナンで購入したKN-8という型番のものです。)ダンボールにはいろいろな厚みのものがありますのでご注意ください。以下の設計図は全て4mm厚のダンボールを使用する前提で作成されています。

 

以下は使い方と作り方を説明した動画です。かなり長い動画ですが、すべての作業工程を記録してありますので不必要なところは飛ばして見るような使い方をしてもらえればと思います。

※はさみやカッターなどを使用します。もし実際に作業される方は、怪我をしないよう充分注意して作業を行ってください。

ダイヤル式金庫の設計図

金庫-1

金庫-1.pdf

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金庫-2

金庫-2.pdf

 

金庫-3

金庫-3.pdf

 

金庫-4

金庫-4.pdf

 

金庫-5

金庫-5.pdf

 

金庫-6

金庫-6.pdf

 

金庫-7

金庫-7.pdf

 

金庫-8

金庫-8.pdf

 

設計図の印刷方法

上記のpdfファイルをダウンロードしてプリンターで印刷します。この図面はA4サイズの用紙で印刷できる大きさになっています。印刷の際はプリンターの設定をデータのサイズそのままで印刷できるようにしておいてください。(ソフト上の調整で印刷サイズが変わってしまうと設計図通りのサイズで印刷されません。)

具体的には以下のようにして縮尺が100%になる設定を使って印刷します。Adobe Acrobat Readerでpdfを印刷する場合は以下のように”実際のサイズ”というところにチェックを入れると縮尺100%で印刷できます。

金庫_印刷方法

実際に正しいサイズで印刷できたかどうかは図面上に印刷されている40mmのメモリを物差しで実測することで確認できるようになっています。

 

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