ダンボール製ストラックアウト的(輪ゴム鉄砲用)の概要
ここでは輪ゴム鉄砲用ストラックアウトの作り方を紹介しています。輪ゴム鉄砲は的に当たった時の衝撃がとても軽く、的の重さが重いとなかなか倒れてくれません。ここで紹介する的はほぼダンボールと竹串だけで作られているので、的自身の重さがとても軽く、輪ゴム鉄砲の軽い衝撃でも簡単に倒れてくれます。また素材となっているダンボールはハサミとカッターだけで加工できるので、比較的簡単に作れるようにもなっています。
ここで紹介するストラックアウト的のデモ動画です。
以下に設計図と作り方を紹介して行きます。
※はさみやカッターなどを使用します。もし実際に作業される方は、怪我をしないよう充分注意して作業を行ってください。
使用しているダンボールは約4mmの厚みがあるものです。(コーナンで購入したKN-8という型番のものです。)ダンボールにはいろいろな厚みのものがありますのでご注意ください。以下の設計図は全て4mm厚のダンボールを使用する前提で作成されています。
ダンボール製ストラックアウト的(輪ゴム鉄砲用)の設計図
以下がストラックアウト的の設計図です。A4サイズのプリンターで印刷できるように大きな部品に関しては2つに分けて図面化しています。1から7までが図面データで8から13までは的に貼り付ける画像データです。
8から13までの的データのうち8から12までは色と番号付きの的データで、13は白黒のシンプルな的データになっています。用途に応じて使い分けられるようになっています。また12の白紙のデータはお好きな絵を描き込んで的に貼り付けて使うためのデータになっています。
(pdfファイルの上に表示されてるjpeg形式の画像もダウンロード可能な状態にしてありますが、pdf形式の方が正確なサイズで印刷するのに使いやすいと思います。)
ダンボール製ストラックアウト的(輪ゴム鉄砲用)の作り方
上の設計図データをダウンロードしてプリンターで印刷します。この図面はA4サイズの用紙で印刷できる大きさになっています。印刷の際はプリンターの設定をデータのサイズそのままで印刷できるようにしておいてください。(ソフト上の調整で印刷サイズが変わってしまうと設計図通りのサイズで印刷されません。)
具体的には以下のようにして縮尺が100%になる設定を使って印刷します。Adobe Acrobat Readerでpdfを印刷する場合は以下のように”実際のサイズ”というところにチェックを入れると縮尺100%で印刷できます。
実際に正しいサイズで印刷できたかどうかは図面上に印刷されている40mmのメモリを物差しで実測することで確認できるようになっています。
図面上にある各部品の型紙を切り出し、型紙をトレースしながらダンボールや厚紙に形を転写して行きます。転写された形に沿って素材から同じ形の部品を切り出して行きます。
ストラックアウト的はサイズが大きいので1つ1つの部品がA4用紙に収まりません。1つの部品が2枚の図面に分けられているので、まずは分けられている図面を貼り合わせて1つの型紙を作成するところから始めます。
図面が印刷できたらまず1-Aと1-Bの図面を切り出し、2枚の図面の”のりしろ”と書かれた部分をお互い貼り合わせて1枚の型紙にします。
同じようにして2-Aと2-B、3-Aと3-B、4-Aと4-B、5-Aと5-B、6-Aと6-Bを貼り合わせます。
これで貼り合わせが必要な型紙は全てです。以降の説明では貼り合わせで作った型紙を、元になった型紙番号に”-AB”を付けた名前で表すことにします。例えば、1-Aと1-Bを貼り合わせて作った型紙を1-AB、2-Aと2-Bを貼り合わせて作った型紙を2-AB、といった具合です。