図2.トランジスタの基礎動作
ベース、エミッタ間の電圧が0[V]の時にはトランジスタはOFFの状態となっていますが、ベース、エミッタ間の電圧を0.7[V]まで上げるとトランジスタはONの状態へ切り替わります。ただし、ベース、エミッタ間に0.7[V]以上の高い電圧をかけるとトランジスタは壊れてしまうので注意が必要です。
トランジスタがONの時にはコレクタ端子からエミッタ端子に向かって電流を流すことができる状態になり、逆にOFFの時にはコレクタ端子とエミッタ端子の間は遮断され、電流が流れなくなります。
このように、トランジスタの動作はちょうど電気的な入力信号によってON/OFFが切り替わるスイッチのようなものです。トランジスタを機械式のスイッチに置き換えると以下のようになります。
図3.トランジスタのスイッチ動作