ここでは作成した回路をFPGAに書き込む方法を紹介します。
QuartusからFPGAへの書き込みを行うには通常以下のような書き込み器(USB-Blaster)を使います。
また、上記のような書き込み器があらかじめFPGA基板上に組み込まれているタイプのものもあります。今回動作確認に使用したTerasicの「DE0」や、以下に紹介する「DE0-NANO」という基板もこのタイプです。このタイプの基板を使用する場合は書き込み器を用意する必要はありません。
「DE0-NANO」は「DE0」よりも小型に作られていてロボットなどに組み込んで使うのにも良さそうです。
ここからは上記のUSB-Blaster、もしくはUSB-Blaster回路が組み込まれた基板を使用する場合の書き込み方法について見ていきます。
USB-Blasterを使用するにはドライバーのインストールが必要です。Quartusを既にインストールしている場合はQuartusのインストールディレクトリ内にある”quartus¥drivers¥usb-blaster”の場所にドライバファイルが保存されているので、ドライバソフトウェアの検索ではこの場所を指定してください。
FPGA基板とパソコンをUSBケーブルで接続し、FPGA基板の電源を入れた状態でQuartusの”Programmer”というツールを起動します。
Quartusメニューから「Tools」->「Programmer」と選択します。
“Programmer”の画面が表示されるので、”Hardware Setup…”ボタンを押します。
“Hardware Setup”の画面が表示されるので、以下のプルダウンメニューを開きます。
USB-Blasterが正常に認識されていれば以下のようにプルダウンメニューに出てきます。
USB-Blasterを選択し、”Close”を押します。
“Programmer”の画面に戻りますので以下のような状態になっていることが確認できたら”Start”を押します。
プログレスバーが”100%(Successful)”という表示になれば書き込み完了です。
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