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トランジスタにバイアス電圧をかける意味とは?

別のページでトランジスタの増幅作用はベース電位をちょうど立ち上がり電圧付近で微細に変動させることで起こる、という内容の話をしました。ベースに入力されてくる微細な信号の変化に連動してコレクタ電流が増減する状態(増幅作用が機能している状態)を維持するためには、たとえ入力信号が0の状態であってもトランジスタがギリギリON状態を維持できる程度の電圧を常にベース・エミッタ間にかけておく必要があります。このための電圧をバイアス電圧と言います。入力信号を底上げするための電圧というような意味です。

 

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バイアス電圧

 

このバイアス電圧を作り出すための回路をバイアス回路というのですが、これには固定バイアス回路、電流帰還バイアス回路、自己バイアス回路、というように、いろいろな種類のものがあります。回路の詳細な内容については以下の「固定バイアス回路」「自己バイアス回路」「電流帰還バイアス回路」の各ページで解説しています。

バイアス回路の種類

 

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